スキンケア産業について日頃思ってること
私は現在20代後半だが、この歳になるまでスキンケアについて意識することなく生きてきた。
そこで、まずは正しいスキンケアの方法を調査してみることにした。
しかし、調べれば調べるほど「正しいスキンケア」など存在しないことに気付いた。
- 脂性肌の人はジェルクレンジングをして、さっぱりした化粧水を!
- 落としすぎるのは良くない!
- 石鹸でしっかり洗顔した後たっぷり保湿した方がいい!
- 肌状態が改善するまではワセリン以外何も塗るな!
- 化粧水はパッティングしながらたっぷりと!
- 化粧水はこすらず優しく!
- 毎日パックで時短美容!
- シートパックは週一から隔週のペースで!
いや、どっちやねん、と。
不思議なことに、皮膚科医ですら180度見解が違うことを言っている場合もある。
ここまで情報が錯綜してくると、スキンケアはもはや宗教だと思った。宗派がたくさん分かれている宗教。何を信じても自由だし、自分で考えた末での選択であれば、基本的に正解だと思う。
しかし、なんの知識もない一般人は、どの媒体を根拠に「考え」ればいいのだろうか。
SNSでは特に影響力の大きいインフルエンサーによる派閥が出来ていることも多く、ググった情報でもバイラルメディアばかり、出版社によるチェックを受けた美容雑誌も特に根拠がなく、一体どれを参考にすればいいのかわからなくなっている人をよく見かける。
ちなみにこれは私の見解だが、キャッチーな文言で美容法を提唱している人や自称専門家の情報提供は手放しに信用しない方がいい。
何故なら、高額な情報商材や自社製品への誘導のために都合のいい情報だけ提示されている可能性が高いからだ。
見た目をよくする産業というのは業が深い。
醜くあるよりは美しくありたいと思う(思わされる)社会風潮が作り上げられてしまった以上、こういう産業は規模が大きく市場も多様になっていく。あの手この手で向上心やコンプレックスを刺激してお金を使わせようとする。
リアルの宗教のように疑心のない信仰を向けてしまうのは、彼らの飯の種になってしまう可能性があることを心に留めておきたいなあと思う。
もちろん、このビッグウェーブに乗るのも一興だ。スキンケアしてると自分を労っている感じがするし、悪いことばかりではない。私も適度に自分の肌に触れて、「ウヒョ〜今日もワイの肌綺麗じゃァ〜」をやっていこうと思う。
以上
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