MBTI診断でINTJしか出なかった女wwww
先日、ふと思い立って、MBTI診断を受けてみた。(ネットで受けられるやつ。簡易的なものから数十問の質問が課されるものまで幅広い。)
その結果、全てのサイトで、
INTJ (INTJ-T)
が出るという結果になった。
これはもうINTJを受け入れる他ないんだろうなと思う。
INTJは、
内向型 (Introverted)、直観型 (Intuitive)、思考型 (Thinking)、判断型 (Judging)
の頭文字を取ったもので、建築家型(Architect Type)とも言われている。
ポイントとなるのは、16タイプある中で全人口のうちの2%、女性になるともっと減って0.8%しかいないらしいという点だ。
16タイプ中で0.8%!?そりゃなかなか理解されないわけだわ…
特徴を以下に上げた(ついでに筆者のツッコミも入れてみた)。*1
概要
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大きなグループではなく、1人で仕事することを好む
→一人で作業できる時間があると嬉しいよね。人と作業するとめっちゃ疲れる。でも会社はオフラインコミュニケーションを重視するから出社させたがる…いやだ…
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専門分野を習得することを好む
→そうね 大学時代も専攻内のエリアに関しては誰にも負けないくらい勉強した 現在のエンジニアという職業にめちゃくちゃ関わっていると思う
-
詳細な事柄ではなく、抽象的なデータを分析することを好む
→確かに具体性のある事象の集まりから共通点探したりするのは得意だという自負はある
-
感情に重点を置かず、論理的で客観的な視点を持っている
→仕事で感情に重点置けないの悩み。クライアントの気持ちとか考えんの苦手やわ〜
-
事前に計画を立てるために、体系的で秩序のある職場環境を求める
→こんなんみんなそうじゃないの????カオスで見切り発車な職場なんて誰でも嫌よ
-
組織の枠組みを維持するために、戦略を実行する意欲がある
→??よくわからん なるべく組織なんて属したくないと思ってるんだけど
-
内向的で、1対1の会話で意見を言う傾向がある
→みんなの前では言わないけど仲良い人の前では言うってことよねこれは 内弁慶ってことね!!理解!!
強み
-
自信に満ちている
→いいえ むしろ常に自信なくて辛い
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自立心が強い
→27にもなって体調崩して実家に寄生しているので、そんなことはないと思う
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決断力がある
→むしろ優柔不断じゃない?遥か先のことまで考えすぎて結局決断できない
-
意思が強い
→これはそうかも 他人にちょっと何か言われたくらいじゃ曲げない
-
偏見がない
→いいえ LGBTQIA+当事者なのに毎日偏見との戦いですよ 偏見がない人間なんていないし、そこに自覚的になれるかどうかだよ
-
戦略的
→先々色々考えているところはそうかも
-
多くのスキルを持っている
→いいえ ただ、多くのスキルを身に付けたいという気持ちは誰にも負けないと思う
-
論理的
→感情的でもあるよ! ただなぜそのような感情になったのか論理的に説明することはできると思う
-
想像力が豊か
→そうね 妄想力豊かとも言う
弱み
-
独断的
→一人でホイホイ決めちゃうってことならこれは長所とも言うよね 人に相談するの正直無駄とすら思ってしまう
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体制に反発
→当然だよなあ!??!!?現政権ホンマ無理
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用心深い
→これはそう 鍵無くすとか絶対ありえないもん
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過度に分析的
→過度にってのがポイントね 分析しない日ないかもしれない
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傲慢
→ファ!?!?そうかな…?むしろ人に気遣いすぎて病んだんですけど
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社交性がない
→これもよく言われるけど、仲良い人とはめちゃくちゃ交流しますよ 仲良くなるまでが大変ですが…
職場における建築者型
- 職場では控えめな態度を取りますが、真面目な態度で、取り組んでいるプロジェクトに集中して取り組みます。受け取ったすべての情報を、さらに検討する部分がないか考える傾向にあります。同僚から質問をされた際には、複雑なことを正しく丁寧に説明しようとするので、時間をかけて答えます。
→全部当たっててワロタ 特に最終文。人から質問された時の丁寧具合やばいっすよ
-
計算された決断を下す:知的な挑戦を求める論理的思考者で、ワークフローを乱す恐れがある不確定要素や起こり得る状況を考慮します。プロジェクトに取り組んでいる時に顧客から突然電話がかかってきた場合でも、うまく調整して状況に適応することができます。過去の出来事を活かして、将来の課題に対しどう準備できるか考えることを好みます。
→これはそんなことないと思う 急に電話かかってきたらペース乱された感じがしてしまう。 INTJはアドリブが苦手っていうの通説じゃない?(ちなみに、わたしお芝居をずっとやってたんですが一番苦手なのはエチュードとインプロ。台本欲しい派です。)
-
人との関係を大切にする:内省的なことで知られています。考える時間を確保し、個々の人間関係を優先してスケジュールを組むことを好みます。
→内省的なのは当たってる。今後マネージャーやリーダー的な立ち位置になったら上記の考え方で動きそうな感じする
-
仕事のニュアンスを理解する:職場で行われるすべての行動が持つ意味を見極めることが得意なことから、人間関係も慎重に選びます。集団思考ばかり行われる仕事には興味を持てず、自分のコアバリューに結びついたプロジェクトに関わります。
→人間関係慎重なのわかるなあ…有難いことに今一緒に仕事させてもらってる人はやりやすい方々だから深い話とかできる関係だけど、ガチで無理って思った人へ心のシャッター下ろす速度は秒。グループワークも無駄な時間やなと思ってしまう。絶対グループアイドルとかなれないタイプww むしろコアバリューと結びついた仕事しかしたくなくない?INTJの場合おそらくコアバリュー外=なんの興味も持てなかった分野、ってことになるので
建築家型が好む職場環境
自分と似たスキルセットや世界観を持つ同志と一緒に仕事をすることを好みます。会議で戦略について話し合う際には、かなり率直な態度を取る傾向があります。チームと同じように、目標を達成しようと固く決意しています。自分の専門性を信じて、求められたら複数のタスクも積極的にこなします。
→これ上記で少し触れたけど、「合う人」の基準がめちゃくちゃ厳しいんだろうな… 率直な態度っていうか裏表がないだけなんだ。。専門性に合ってたら複数のタスクも苦じゃないんだけどマルチタスクが過ぎると頑張りすぎちゃう傾向にある気がする。なるべくシングルタスクだと嬉しい。
建築者型に向いている職業
建築家型は外部から新しい情報を得て、それを検証し、観察した結果から新しいことを学ぶのを楽しみます。自分で責任を持って仕事を完了させるのが得意なので、干渉されすぎないような職場に惹かれる傾向があります。
→一字一句その通りすぎる こういう仕事ができれば理想的すぎる
よく見られる職業には、科学や技術、法律分野での仕事が挙げられます。知識と複雑な分析を重視するため、締め切りが設けられた環境の中で独立して仕事をし、結論を導き出す立場にいることが多くなっています。
具体的には、海洋学者、パラリーガル、生化学者、環境科学者、弁護士、Webエンジニア、データベース管理者、ソフトウェアエンジニアなどの職業が向いています。
→クラウドエンジニアなのでまあ正解の職には就けてるのかもしれない。しかし、エンジニアって意外と共同作業多いよ…データセンターでのお客様立ち会い業務とかペアプロとかストレスえっぐい…
とりあえずこんなところですかね…
総じて、INTJは、内向的・分析的・専門を極めるのが大好きってのが軸になっている気がする。
幸せな独身中年女性のロールモデルが欲しい
と、タイトルの通りの件についてここ1週間思案を巡らせていた。
私は、アロマンティック・アセクシャルというセクシャリティを自認しており、恋愛的・性的な関心が他者に向かない性的指向である。
このセクシャリティに加え、同性婚ができない現代日本の婚姻制度、女性ばかりに負担のかかる改姓・家事・育児へ懐疑的な目を向けていることもあり、結婚を望んでいない。というか、この性格の女と結婚してくれる人(※ただし男性に限る)って相当少数なのでは…探す労力にどれだけ割く必要があるのか…
ということで24歳の時点で早々に結婚を諦め、話題のソロ活女子へと意気揚々と一歩を踏み出して3年。
27歳になった私は結婚ラッシュを迎え、体感3〜4割の友人が結婚しその全員の名字が変わった。
ここで私の意志が揺らいでしまった。変化のない自分の人生に、嫌気が差してきてしまったのだ。
でも私は上記に述べたようなめんどくさい女なので、自分の人生のスパイスのための一人の男性と結婚するという選択は取れないことがわかっている。
じゃあどうするべきなのか?
独身のまま最高に幸せになってやるしかないのだ!!!!
じゃあ何が幸せなのか。独身で「この人は幸せな人生だ」と認証されるにはどういう状態になればいいのか。既婚女性と比較してそのロールモデルが圧倒的に不足している気がする。
だから私は、その先駆者になってやろうと決めている。
そこそこのお金を稼いで、そこそこ職場では頼りにされている気のいいお姉さんになり、毎日小さな幸せを発信できるような、「私が欲しかったロールモデル」になって、後進を安心させてあげたい。
それが今の私の小さな将来の夢だ。
適応障害で休職状態になった話とその手続きの話
最近、芸能人も自身の適応障害を公表することが多く、多くの人にその存在が知られ始めている。
私も、このメンタル疾患に罹った人間の一人である。
現在の状況としては、紆余曲折経たのちに加療・休養期間となっている。(なぜ「休職中」と書かないのかは後に説明する)
適応障害に罹患した原因と経緯
「適応障害」という診断がつくことになった経緯を説明するには、話は1年半以上も前に遡る。
配属〜プロジェクトアサイン前
数年前、大手外資系企業に新卒入社。期待に胸を膨らませていたが、配属ガチャに失敗した。
全く興味の持てなかった領域への単独配属。毎日教育係から厳しいマンツーマン指導を受け、年次が近い人もいないなか一人で抱え込んでいた。
指導自体はありがたくはあったが、何もモチベが上がらないままに仕事をこなす日々に疲れ、睡眠障害と涙が止まらない症状が出始めた。
これが最初の異変だった。
異変に気づいた時点で、精神科に通い始めた。
まあ最初は睡眠薬をもらったり、いわゆる「抗うつ薬」を1ヶ月ほど処方され、経過観察する程度だった。しかし、医者は、ある日突然抗うつ薬を出さなくなった。そしてその日以降、ずっと警告していた。「環境を変えない限りは改善されませんよ」と。
自身がうつ病であると勘違いしていた私は、「自分はうつ病を持ったままちゃんと働けることを証明しないといけない、休んではいけない」と思い込み、医者からの警告を無視し続けていたのだ。
プロジェクトアサイン
騙し騙し業務を続け1年、ついに、私のメンタルをどん底まで突き落とした直接のきっかけとなるプロジェクトにアサインされた。
このプロジェクトにおいて要加療・休養に至った理由はシンプルである。
仕事環境がガチヤバだったからである。
考えられる原因としては、だいたい以下の通り。
- 経験年次と、プロジェクト内における責任の重さが比例していないこと
↑かなり大規模なプロジェクトにおいて、プロジェクト初心者(当時2年目)の私が何故か小さなチームのリーダー兼ただ1人のメンバーとなり、孤独に作業をしていた。責任も裁量も重すぎた。
- 人員不足による一人あたりの作業量の多さ
↑いや、正確には、人はいる。そこそこできる人の負荷だけが高い状態だった。あのスキルない人たちは何をしに来ていたんだろうか。
- 求められる成果物(設計書など)の"異常なまでに"神経質なチェック
↑これは私にも改善点はあるにせよ、あまりに厳しく、かつ理不尽だった。エクセルでドキュメントを書かされているような超レガシーな環境だった。
※ちなみにエクセルってあくまで「表計算ソフト」であって、ドキュメント執筆ツールじゃないってみんな知ってるよね? 端末や環境によって文字の見え方や体裁が変わるなんておかしいだろ……。「私のPCから閲覧すると文字切れがあるので修正してください」みたいなのも知らんがなオブザイヤーでしかなかった。
- 人材の多様性のなさ
↑弊社のプロジェクト参画者のうち、若手も女性も片手で数えられるレベルしかいなかった。20代に至ってはなんと私を含めて2人。女性は私を含めて3-4人くらい? ちなみに、弊社側の人数は100を優に超えるのにも関わらず、である。クライアントは、とりあえず会った事ある人はおじさんしかいなかった。現内閣バリのおじさんパラダイス。
- 人間関係の悪さ
↑とにかく殺伐とした雰囲気だった。メールや会議での口調も非常にキツく、常に喧嘩腰の受け応えをする人が結構いた。議論ではなくレスバのような話し方の人が多かったのは本当にキツかった。おじさんにとってはこれが普通かもしれないが、最若手かつ途中からこの魔境に放り込まれた私にとってはだいぶ堪えた。
まあ、ネットでよく見るような、テンプレなダメダメ職場環境である。
毎日8時間×週5日をこの環境で過ごし、この仕事に加え別の業務も並行して行なっていた時期もあったりして、日々精神をすり減らしていった。
そして、ある日曜の深夜3時、ギンギンに冴えた頭を落ち着かせるべくして規定量のマックスまで安定剤と睡眠薬を飲み、気付いたら未遂していた。
未遂した理由は特になく、「死ぬ以外ないから死ぬんだ」みたいな思考になっていたからだった。
このあとの自分の行動は本当に褒め称えたいのだが、翌日すぐに病院にかかり、即日診断書発行、ドクターストップによる休養の流れになった。
出張やらなんやら喫緊の仕事もたくさんあったが、全部一旦放棄する自由が与えられたのだ。
しかし、地獄はこれで終わりではなかった。
休職の手続き面倒すぎ問題
休職するにあたって、社内の手続きが非常に面倒なのである。
まず、休職するための具体的な手続きを記載したガイドがすぐに手に入らないこと。
就業規定には、「社員には、私傷病により一定の条件のもと休職する権利がある。」としか書いておらず、詳細な手順が記載されているわけではないのだ。自力で人事に問い合わせないと辿り着けないようになっていた。
次に、休職申請から申請受理、復職までの手続きが煩雑かつ非常に多くの時間を要すること。
中でもメンタル疾患による休職の手順は特に複雑で、休職届が受理されるまで、そして復職が実現するまでにそれぞれ必要な書類を提出し、そしてそれぞれに1週間以上の承認期間を有する。
だから、ここのバッファーを考えた上での休養日数を医者と相談して多めに取る必要がある。
私の場合は約4週間の休養が必要との判断だったため、確実に必要な休養期間と会社の制度を照らし合わせて考えると以下の通りにやるしかなかった。
- 最初に2週間ほどの有給休暇を取得
- 有給休暇の期間中に、休職手続き書を人事に提出(約2ヶ月休職する旨記載)
- かかりつけ医に必要な休職日数を書いてもらいにいく
- 休職終了予定日の約2週間前までに休職延長手続き書 or 復職手続き書を人事に提出
- 休職終了予定日の1週間前までに、休職延長 or 復職のいずれかが決定している必要があるため、これくらい早めに動く必要がある
- こちらも、かかりつけ医に書いてもらいにいく
- 休職終了予定日1週間前、弊社産業医と面談
- 休職延長する場合も、復職する場合も、面談は必須。
- 休職延長する場合:上記と同じく休職終了予定日2週間前に書類記載→1週間前に面談の流れが必要
- 復職する場合:復職後約1〜3ヶ月は休職中として処理される
- もちろん「復職」するので、仕事は振られる。しかし「メンタル疾患復職者の一定期間残業禁止」という規定により、この期間はフルで仕事していることにならない。
- 残業が当たり前すぎる文化圏なので、残業しない=時短労働の扱いとなり、書類上も休職のままとなる。でも仕事はしている状態。バカか?
- もちろん「復職」するので、仕事は振られる。しかし「メンタル疾患復職者の一定期間残業禁止」という規定により、この期間はフルで仕事していることにならない。
以上が私の調査したところである。
こんなん、自殺未遂後の人間にやらせることじゃないだろ…と素直に思った。しかしいち平社員としては、一定の給与補償のためには自力でなんとかやるしかない。
今現在、休職申請のための書類を揃えている段階であるため、厳密には休職中ではなく、「有給休暇」なのである。ちなみに、弊社では有給休暇を"Vacation"と呼称している。この状態のどこがVacationなのか説明して欲しい。
上記の制度を医者に説明した時、呆れ顔で「復職のことは考えないでください、今はとにかく休養してください」と諭された。医者の立場からすれば当然そう忠告するだろうと理解はできる。しかし、制度が休ませてくれるようになっていないんだ……。
休職前にも復職前にも必要なことが多すぎて、どうにも今後のことを考えると全然休まらないのだ。
そういえば、診断書が出たことを上司に報告したとき、開口一番「4週間の休養なら、有給休暇で足りますよね?」と言われた。
なぜこんな血も涙もないことを言うのかわからなかったのだが、上司としては「有り余っている有給を消化して事足りるなら手間も省けて良いじゃないか。」という心情だったのだろう。
しかし、個人的には、有給休暇扱いというのはいささか事勿れ主義が過ぎると感じる。
私に休養が必要となった理由は明らかに職場が原因であり、それを「あの社員は"Vacation"でしばらく抜けます」と周りに説明されるのはあまりにも会社にとって都合が良過ぎる判断だ。
診断書も出ている深刻な状況であることをアピールし、劣悪な環境から脱し、そしてあわよくばもう少し私が興味の持てる業務を行なっている部署への異動に漕ぎ着ける可能性を作るためにも、有給休暇ではなくきちんと休職として処理することを選んだのである。
終わりに
今、今後のめどが何も立っていない。
休職中でもないし、何故かプロジェクト先からはまだメールが届くし、上司から「休養中もメールで連絡取るのでメールボックス見ててください」と言われている始末だ。
だが、私は今日まで頑張りすぎた。
必要最低限のことはやった。もうこれ以上頑張る気はない。というか、頑張れない。
今後のことは、休職期間を経てから決めようと思っている。
実は、この期間を利用して転職活動をしよう思い立ち、エージェントに登録する等の行動を起こしたのだが、精神が参っているときにするものではないと気付いた。
私はとりあえず一旦全てのエンジンを切って、しばらく何もしない期間を作るべきなのだろう。
今後のことは、それからでも遅くないと信じたい。
これを読んでくれた人に忠告したいのは、こうなる前にペースダウンしたり、逃げたり、休んだりする勇気を持ってほしい。
一度完全に活動が止まってしまってから再びエンジンを入れ直して動き出す、なんてのは全く効率的ではない。
全力は滅多に出さず、7~8割くらいの力で動くこと。そして自分の状態に常に気を配り、自分ファーストで動くこと。
ひたむきに前だけ見て全速疾走した挙句にズデンと大転倒する人よりも、軽いジョグ程度で周りの景色を楽しんだり自分の状態を見つつ走っている人の方が結果的にはスムーズに事が進むものだと思う。
再度強調したいのは、
こんな状態になるまで頑張るな、頑張らせるな
ということだ。
ちなみに、休養中の私の今日の予定は、Juice=JuiceのMVをリリース順に見ること、溜まった洗濯物を一気に畳むこと、だいぶ穏やかになってきた西日で日光浴をすること。
これくらい出来れば上等だろう。
こういう日を積み重ねることに罪悪感を覚えることがなくなれば、社会復帰への道も開けてくるはずだと思っている。
肌トラブルが生まれつき少ない人向けの肌質向上スキンケア論を書いていく
私は、自他ともに認める「何もしなくてもそこそこ肌が綺麗」な人間である。
実際、肌の調子が大幅に崩れた経験がない人って、アラサーになるまでスキンケアをおざなりにしてきた場合が多いのでは?私はそうだった。
そんな私が、最近、スキンケアについて意識を変えてみたら、肌の調子がすこぶる良くなった!
ここ1ヶ月くらい、本格的にスキンケアについて調べ、自分向けにカスタマイズしてみたので、メモ程度に記しておきたい。
前提
- 年齢:20代後半
- 肌トーン:普通〜色黒
- 肌タイプ:普通肌(Tゾーンのみ皮脂がかなり出る)
- シミ・そばかす・肝斑等なし
- おでこに色素沈着したニキビ跡が数個あり
- 肌全体にコメドができやすい
- メイクは日焼け止め程度
スキンケアルール5箇条
結論、私に最も合っていた方法は、以下の通り。
以上を守ることにした。
まず、この5箇条の前提としてあるのは、肌のターンオーバーを必要以上に早めないようにすることだ。
スキンケアマニアの人の肌状態があまり良くない場合があるのは、確実にターンオーバーが早まっているからだと思う。落としすぎ、塗りすぎによって発生する角質異常は、水分保持力の低下につながっているそうで。
論文を参照したのだが、ターンオーバーが早まることによるリスクは計り知れない。*1
以上の理由から、現状はとりあえず肌の底力(バリア機能)を信じることにして、より状態を高めるスキンケアに方針を固めることにした。
洗顔方法
一つ目の洗顔に関して。
私はTゾーンだけ脂が出る肌で、しっかりと洗い流さなければならない脂性肌だと思っていた。ダブル洗顔するとスッキリして気持ちいいし…
しかしこの脂、本当に落としきる必要があるのだろうか?
皮脂分泌は、表皮の乾燥を予防するための人体の機能の一つだそう。
そうなるとむしろ私は乾燥気味?落としすぎない方がいいのでは?という仮説を立て、洗顔の方法を変えてみた。
これまではオイルクレンジング後に固形石鹸洗顔 or 酵素洗顔を行っていたが、洗浄力が優しめな洗顔料だけを使用することにした。
スキンケア量
二つ目のスキンケアの量について。
肌に馴染む最低限の量だけつけるようにした。
ほとんどのスキンケア商品には、メーカーの推奨量が設定されている。化粧水は500円玉大、美容液は1円玉大、等々。
しかしこれだけの量をつけてしまうと、肌がひたひたになってしまう。
このひたひた、よく考えてみれば肌が潤ったわけでもなんでもなく、単に角質の上で水分や成分が余っているだけでは?
これは確実にターンオーバーを早めることにつながっているだろうな…と。
そこで、肌につける量を、化粧水なら1円玉大、美容液と乳液は1~2滴に減らした。
こうすると当然肌の上には残らないが、必要な分だけ馴染んでいれば問題ないという認識だ。
スキンケア成分
三つ目のスキンケアの成分について。
今の自分の肌に必要な成分を厳選し、シンプルケアを心がけた。
今や肌に対して有効な美容成分が数多く研究されており、どの商品もだいぶ多機能になってきている。
しかし、この中に毎日補給しなきゃいけない成分がどれだけあるんだろう…
もしかして、毎日の高濃度美容液や多機能化粧水、オールインワンゲル等は実は肌負担につながっているのでは?と仮説を立てた。
まず、毎日確実に補給が必要な成分のみをピックアップした。それがNMFとセラミド。これらは肌の保水力に関わり元々角質層に存在している成分なので、負担が少ないと踏んだ。
それ以外の成分に関しては全てプラスアルファの効果を期待するものとして、必要そうな時(紫外線を浴びた時とか)と気分が乗ってる時だけに使用することにした。
色素沈着への対応
四つ目のピーリングについて。
色素沈着系のトラブルに対してのみ、特例的にターンオーバーを早める。
私のおでこには、1年以上鎮座している茶色のニキビ跡があり、悩みの種。
ニキビ跡は、一度色素沈着を起こすとメラニンが排出されるまで待つ必要がある。
もちろん待てば治ることはわかっているが、年単位で時間がかかるのは流石に厳しい。そこで、こういう時のみピーリングを使うことにしている。
ポイントは、強めのピーリング剤を一部分にだけ薄く使用することと、その後の乾燥対策をすること。
今のところこれでトラブルは出ておらず、徐々にニキビ跡は薄くなってきた。
食生活改善
五つ目の食生活について。
体にいいものを食べる。
結局これに尽きる。スキンケアだけでは限界がある。
最近積極的に摂るようにしているのは、魚、納豆、煮た野菜。
魚のDHA・EPAと、納豆のナットウキナーゼ、野菜から摂取できるビタミンに色々期待している。
まあでもこればっかになると続かないので、もちろんお肉や辛いものなども食べる。しかし、意識して取り入れるようにするだけでだいぶ変わった気がする。
具体的なスキンケア方法の変化
Before
夜
- オイルクレンジング(日焼け止め使用時のみ全顔。普段はTゾーンのみ。)
- 固形石鹸洗顔 or 酵素洗顔(30秒ほど)
- 高保湿化粧水(500円玉大)
- The OrdinaryのビタミンCクリーム または Buffet(同時使用不可なので、気分で使い分け)
上記のスキンケアの何が問題かというと
- ダブル洗顔による落としすぎ
- 洗顔料の放置時間長すぎ→落としすぎに繋がる
- 500円玉大の化粧水は多すぎる
- この化粧水は水+グリセリンが主成分で、根本的な保湿にならない
- The Ordinary製品の落とし穴。ビタミンCは高濃度、Buffetは多機能なので、肌負担増加
朝
- 水洗顔のみ
以上。
夏はこれで気持ちいい〜と思ってたけど、これだと前日のスキンケアや皮脂が肌に残っている状態であまり良くない。
After
夜
- 湯船に浸かった後、泡洗顔(10秒以内)
- 紫外線を浴びた日や気分が乗っている時のみ、美白美容液・ビタミンC化粧水・抗酸化美容液・アンチエイジング美容液など(ごく少量)
- セラミド乳液 または NMFクリーム(ごく少量)
朝
- お湯洗顔
洗顔料を使用しないのは前と同じ。皮脂を優しく落とすために、人肌くらいの温度で行う。
手のひらに溜めたお湯で一回だけ濯ぐ。
使用頻度の高いアイテム
美容液→ The Ordinary EUK134 0.1% 、Alpha Arbutin 2% + HA(ごくたまーに)
以上。
ここからまたアップデートしていく可能性は大いにあるのだが、この調子で続けていきたい。
とりあえず、20代のうちはこのままでいいかなと思っている。
歳を重ねるごとに必要な成分が増えていくのは必然だが、本格的なアンチエイジングはまだ考えていない。
*1:山村達郎「肌の生化学的パラメーターと肌状態およびスキンケア商品の有用性評価」, 株式会社ノエビア研究所, 1998
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj1979/32/2/32_2_117/_pdf/-char/ja
スキンケア産業について日頃思ってること
私は現在20代後半だが、この歳になるまでスキンケアについて意識することなく生きてきた。
そこで、まずは正しいスキンケアの方法を調査してみることにした。
しかし、調べれば調べるほど「正しいスキンケア」など存在しないことに気付いた。
- 脂性肌の人はジェルクレンジングをして、さっぱりした化粧水を!
- 落としすぎるのは良くない!
- 石鹸でしっかり洗顔した後たっぷり保湿した方がいい!
- 肌状態が改善するまではワセリン以外何も塗るな!
- 化粧水はパッティングしながらたっぷりと!
- 化粧水はこすらず優しく!
- 毎日パックで時短美容!
- シートパックは週一から隔週のペースで!
いや、どっちやねん、と。
不思議なことに、皮膚科医ですら180度見解が違うことを言っている場合もある。
ここまで情報が錯綜してくると、スキンケアはもはや宗教だと思った。宗派がたくさん分かれている宗教。何を信じても自由だし、自分で考えた末での選択であれば、基本的に正解だと思う。
しかし、なんの知識もない一般人は、どの媒体を根拠に「考え」ればいいのだろうか。
SNSでは特に影響力の大きいインフルエンサーによる派閥が出来ていることも多く、ググった情報でもバイラルメディアばかり、出版社によるチェックを受けた美容雑誌も特に根拠がなく、一体どれを参考にすればいいのかわからなくなっている人をよく見かける。
ちなみにこれは私の見解だが、キャッチーな文言で美容法を提唱している人や自称専門家の情報提供は手放しに信用しない方がいい。
何故なら、高額な情報商材や自社製品への誘導のために都合のいい情報だけ提示されている可能性が高いからだ。
見た目をよくする産業というのは業が深い。
醜くあるよりは美しくありたいと思う(思わされる)社会風潮が作り上げられてしまった以上、こういう産業は規模が大きく市場も多様になっていく。あの手この手で向上心やコンプレックスを刺激してお金を使わせようとする。
リアルの宗教のように疑心のない信仰を向けてしまうのは、彼らの飯の種になってしまう可能性があることを心に留めておきたいなあと思う。
もちろん、このビッグウェーブに乗るのも一興だ。スキンケアしてると自分を労っている感じがするし、悪いことばかりではない。私も適度に自分の肌に触れて、「ウヒョ〜今日もワイの肌綺麗じゃァ〜」をやっていこうと思う。
以上
🏷筆者のSNSアカウントは以下の通りです。
「やりすぎない」が心地いい -NU'EST ’INSIDE OUT’-
先日、デビュー10年目となるNU'ESTが'INSIDE OUT'でカムバしました。
やはり最近のニュイは裏切らないですね。「絶対良曲しか出さないぞ」、というポリシーを勝手に感じています。
全体的には流行りのディープハウスっぽいサウンドですが、衣装以外派手な印象はなく、曲としての変化も少なめです。
振付を見ても、体を大きく動かすというより立ち位置やメンバー同士の体の距離、コンタクトなどで構成を作っており、近くで見た方が良さが伝わりそうな雰囲気。
サビも全然動かないです。この「抜き」のバランスが今時むしろ珍しいように思えて好きです。
NU’ESTといえば、Produce 101 Season 2が放送終了してメンバー個々の人気が出始めて以降、NU'EST Wの曲から急にミニマルな方向性にシフトした印象があります。
代表曲はDejavu。
これ初めて聴いた時はかなり驚きました。
全編通して音が少ない。
ベースだけ・指パッチンの音だけしか鳴ってないこともあって、えらい思い切ったことするなあ…と、気になるグループになっていきました。
しかし音数が少ない一方、強調したいポイントできっちり緩急をつけてくるので、退屈な印象にはさせないというあたりが、バランスを考えて作っているのがわかって好きです。
振付も面白くて、音が少ないところでは結構ガッツリ踊るのにバックの音が盛り上がってき始めたら一転、ウォーキングしかしない…みたいな天邪鬼な構成(好き)。
今現在に至るまで、少しずつ音楽性は変化しているものの、この時の「抜き」「やりすぎない」のノウハウを今でも大事にしてるんじゃないかなあと思います。
正直今のK-POP見てて思うのは、みんな踊りすぎでは??ということです(ここでいうK-POPとは、歌って踊るアイドルグループのことを指します)。
アイドルって結局、目につくところが上手くできている必要があるので、いくら歌ができてもダンスがダメならデビューはできません。日本のアイドルと比較すると代替わりが早くグループの継続年数が短いため、年々上がっていく要求レベルに応えるためにもパフォーマンスの派手さに磨きがかかっていきます。
これを突き詰めた結果、もはや歌えてないだろうというレベルにまで動き回るような構成になってしまいがちなんだろうなと思います。
そして、今デビューするグループは人数も多いです。今やセブチを筆頭に10人以上いるグループも珍しくありません。
個々の高いダンススキルと大人数が合わさると、視覚的な情報は増大します。今のK-POPではこういうパフォーマンスを毎日見ることができる分、派手すぎて飽和状態である感も否めないな…と思っている人も多いはずです。
こういう時代で生き残るには、K-POP産業の隙間を狙っていく必要があります。
それが、5人(4人の時もあった)という少ない人数で、洗練された音楽を、コンパクトに表現することだった。今のK-POPが意外とカバーできていなかったポジションにピッタリとフィットした結果、遅れてきたヒットに繋がったんではないかな?と思います。
デビュー10年目で今一番脂が乗ってるぞ!ってグループ、これまでにあったのかな…?ちょっと私が思いつかないだけかもしれないんですが、この境地に辿り着いて極められるグループはそう多くないはずです。
音楽性という観点でも、そしてメンバー個々人のスキルや内面を知っていきたいなという意味でも、今後の動向が最も気になるグループの一つです。
※
ちなみに、ゴリゴリK-POP(”K-POP”という概念)をやってる時代も、今となっては良いジャン…と思いますよ。
そして、完全に余談ですが、私は中性的な顔の男女が大好きなのでレン君の雰囲気は非常に良いです。
Actionのレンちゃん……
FACEのデビューティーザー…
NU'EST、メンバー間のやりとりもほんわかしてて好きなので、まずはリアリティ番組でも見て雰囲気掴んでみようかな…(沼に落ちる予感)
🏷筆者のSNSアカウントは以下の通りです。
モーニング娘。'21 ~The 16th That's J-POP~ タイトル曲「愛してナンが悪い!?」が良すぎた
ハロオタの皆さん、モーニング娘。のアルバム買いました?????
正直、最高傑作だと思いません??
私は9期加入時からゆるく追ってるライトなオタクなんですが、ここまで好みドンピシャのアルバムは初めてでちょっとびっくりしてます😳😳
特に、「愛してナンが悪い!? 」がヤバい。
音は流行りの今話題のUKガラージも取り入れたEDM。
「EDM × 16ビートを生かした機械的な歌唱法」は10年以上くらいモーニングの十八番で、One Two Three以降からずっと主流だけど、この曲は一皮剥けた感じがする。
まず、アレンジが良い。
最近、Sexy ZoneのRight Next to YouがUKガラージとディープハウスを取り入れてきてヤバいって話題になってたけど、なんか少しだけマインドが似ていると思った。
ハロプロが得意なディスコと今流行りのガラージって音楽起源としては近いし、いつか来てもおかしくないとは思ってたけどついに交わった!!!と興奮した。
しかし、ハウスっぽい音色でありながら、曲の構成はほとんどJ-POPの公式通り。
イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ(ラップ)→サビ→2番→ダンスブレイク用の間奏→ラスサビ
という流れで、まあよく見る構成。
A→B→Cにかけてほとんど高低差がない無機質なメロディで来てたのに、サビはいつも通りメロディアスで「これがハロプロ流のEDMだよな!!!」となってる。
そして、つんく節が効いた言葉選びも良い。
「天真爛漫が演じきれない 大根アクトレス」って歌詞、天才すぎません??
ハロプロ、てかつんくのハロ曲の良さって、語感とことばのスピード感なんですよね。
「天真爛漫」「大根」「アクトレス」全てスピードが出やすいワードなのが天才。
しかも最高なのが、サビ前まではずっと自分の恋愛のもどかしさについて語ってるのに、サビになってから急に戦士みたいなマインドになるところ。
さあ目指せ!果てしない未来 誰のものでもない 君の未来
さあ目指せ!道なき未知
さあ気づけ!己の可能性 限界決めつけるな その可能性
さあ気づけ!想像力が全て
え、最高じゃないですか…
自分の感情について歌うA→B→Cは無機質で、他人も巻き込んで鼓舞する時はメロディアスになるの、絶対狙ってやっているはず。
こういうバランス感覚の良さ、正直つんくの曲にいつも存在するわけではないんだけど、今回は大当たりだったな〜〜と思う。
いやあ、本当に好き。
しばらくは愛してナンが悪い!?ばっか聴くことになりそう。
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